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早田ひな、世界1位の孫穎莎に16連敗…サーブ兼研究されたか強打浴び太刀打ちできず

読売新聞 / 2024年8月2日 22時31分

卓球女子シングルス準決勝で中国の選手に敗れた早田ひな(2日)=池谷美帆撮影

 パリオリンピックの卓球女子シングルス準決勝が2日行われ、早田ひな(日本生命)は世界ランキング1位の孫穎莎(中国)に0―4で敗れた。

 王国・中国は五輪の女子シングルスで、正式競技となった1988年ソウル大会から9大会連続で金メダルを独占してきた。そのエース、世界ランキング1位の孫穎莎に早田が挑み、再び力の差を見せつけられた。

 1日の準々決勝では、粘り強い北朝鮮選手をフルゲームの末に下した早田。リードしてから追い上げられても、「しっかり自分が冷静になれば負けない」と、培ってきた力に自信があった。

 しかし孫穎莎には、出だしから精度の高いプレーに苦しめられた。自在に回転を操る相手のサーブに対応できない。逆に早田のサーブは研究されていたのか、待ち構えていたように、孫穎莎の強いレシーブを浴びた。

 孫穎莎とは2014年の初対戦から15戦全敗と、一度も勝てずにいた。他の中国選手とも「比べものにならないくらい違う。ボールの軌道も、メンタル的な部分も、本当に桁違い」と早田は言う。大舞台で迎えた16度目の顔合わせも、得意の強打を放てず、力なく台を外すミスが目立った。流れをつかめず、第4ゲームも2―11と大差で押し切られた。

 孫穎莎を目標に、心技体すべてのレベルアップを図ってきた。それでも、世界一になるために乗り越えなければならない、高い高い壁を、改めて突きつけられた。(杉野謙太郎)

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