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素根輝が敗者復活戦を棄権、古傷の左膝を負傷…「膝曲げる動き怖い」と不安口にしたことも

読売新聞 / 2024年8月2日 23時40分

パリ五輪・柔道女子78キロ超級準々決勝でコンタクトレンズが外れた素根輝(2日)=関口寛人撮影

 パリオリンピックの柔道は個人戦最終日の2日、男女各1階級が行われ、初出場で男子100キロ超級の斉藤立(JESグループ)は初戦で東京大会覇者のルカシュ・クルパレク(チェコ)を破ると、続く準々決勝も勝って準決勝に進んだ。女子78キロ超級で東京大会金メダルの素根輝(パーク24)は準々決勝で敗れて連覇を逃し、敗者復活戦も棄権した。

 素根の五輪2連覇はならなかった。準々決勝で相手の圧力に技が出せず、その際に古傷の左膝を負傷。敗者復活戦は棄権した。全日本女子の増地克之監督によると、左膝の骨挫傷だという。素根は「膝を曲げる動きが怖く、低い技が出せるのか」と不安を口にしていたが、まさにその低い担ぎ技でけがを再発させてしまった。

 これで日本女子の個人戦は史上最低のメダル2個で確定。増地監督は「私の責任。けがをしてしまう選手が多く、なかなか(国際大会派遣の)スケジュールが組めなかった。しっかり検証したい」と話した。

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