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玉木雄一郎氏の「AIゆういちろう」一時休止に 課題は「1か月50万円」の高額課金だけではなかった

J-CASTニュース / 2024年8月2日 15時30分

玉木雄一郎氏の「AIゆういちろう」一時休止に 課題は「1か月50万円」の高額課金だけではなかった

国民民主党の玉木雄一郎代表(2021年撮影)

国民民主党の玉木雄一郎代表が2024年8月1日、自身の対話型AI「AIゆういちろう」の一時休止を知らせた。

「1か月で(詳しくは)言いませんけど、50万ぐらいかかってるんですね」

「AIゆういちろう」は、国会での質問・答弁やXでの投稿内容など、玉木氏による過去の発言を学んだ対話型の生成AIで、利用者が政策に関する質問などを直接尋ねることができる。

7月8日に公開された同サービスは大きな注目を集めたが、一部では、当初の想定とは異なる無関係な回答を求め、質問を繰り返すユーザーなども散見されていた。

Open AIのシステムを使っていたことで、7月18日には8日間で12万円もの課金額が生じたと報告。玉木氏は、想定外の費用負担が生じたことで、利用者に向けXのサブスクリプション登録での支援を呼びかけていた。

玉木氏は7月31日に池袋駅東口で行われた国民民主党の街頭演説会で、「驚いたのが、かかるお金。1か月で(詳しくは)言いませんけど、50万ぐらいかかってるんですね」と語っていた。

そして玉木氏は8月1日、Xに「『AIゆういちろう』一時休止のお知らせとお詫び」を公開した。

サービスの一時休止の理由について、「ご好評をいただいておりました『AIゆういちろう』ですが、ChatGPTのAPI利用規約上、政治キャンペーンへの使用ができないとの指摘をOpenAI社から受けました。AIの安心な使い方が確立されるまでの間の措置とのこと」と説明した。

「Geminiに変更して近日中に再スタートすることを検討」

「私としても、政治分野でのAIの適正使用には協力したいと思いますので、残念ですが、『AIゆういちろう』の提供を、本日8/1(木)24時をもって休止します。急なお知らせとなり、ご愛用いただいていた皆様には誠に申し訳ございません」としている。

今後については、「LLM(大規模言語モデル)をGoogle社のGeminiに変更して近日中に再スタートすることを検討しています」という。

AIを用いた政治活動について、「とにかくAIの活用は、実際にやってみると様々な問題点が具体的に明らかになってくるので、アジャイルに見直しを加えて改善していきたいと思います」と前向きにつづった。

玉木氏の投稿には、「AIは便利ですし今後進化しかないですが、確実に詐欺や犯罪に活用されるので、ぜひ早急な法整備もお願いします!」「使えなくなるのは残念ですがこれも一つの社会実験として次につながればいいなと思います。ありがとうございました!」など、AIに関連する政策対応を求める声も寄せられている。

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