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巨人の赤星、一番の課題は勝負所での粘り強さ…2四球与え2点三塁打を浴び「特にない」と球場去る

読売新聞 / 2024年8月3日 6時0分

6回2死1、3塁、太田(奥)に2点適時3塁打を打たれた赤星(2日)=富永健太郎撮影

 ヤクルト4-2巨人(セ・リーグ=2日)――ヤクルトが連敗を3で止めた。太田の2点三塁打などで六回までに3点を奪い、九回に西川の適時打で突き放した。奥川は6回無失点。巨人は4連敗。

 連勝街道を走っていたはずが一転し、交流戦後では最長となる4連敗。試合後、巨人の阿部監督は「我慢しかない。こういう時もある」と自らに言い聞かせるように語った。右肩下がりの打線の状態も気になるところだが、先発投手陣も踏ん張り切れていない。

 この日の先発は赤星。力を注いできたシュート系の変化球には、一定の前進があった。四回のオスナとの対戦では、この球を多投してカウントを稼いだうえで、フルカウントからの勝負球としても選択。何度も軌道を見ていたはずのオスナのバットに空を切らせた。シンカーのような軌道で左打者の外角に曲がりながら落ちる変化球もさえ、4番村上を完璧に抑えた。

 ただ、一番の課題は勝負所での粘り強さ。守備のミスが絡んだ二回の先制点は仕方ないとしても、2四球が絡んで2点三塁打を浴びた六回の失点は痛恨だった。最下位チーム相手に6回3失点。8度目の先発チャンスでも白星をつかめず、試合後は「特にない」と厳しい表情で球場を去った。

 今季の巨人の投手陣にはテーマがある。先制点と無駄な四球を与えないこと。前半戦で打線が振るわなくても貯金を維持できたのは、投手一人一人の意識の高さがあったからこそだ。しかし、今回の連敗中はすべて先制点を許している。グリフィン、戸郷、赤星と四球が失点に絡む負の連鎖も続いている。96試合で255四球はリーグでも上位だ。

 上位争いは 混沌 こんとんとした状況で、これまでの戦いを支えてきた投手陣の踏ん張りは欠かせない。だからこそ、いま一度、足元を見つめたい。(財津翔)

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