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まさかの予選落ちに田中希実「現実が受け入れられないような状態」…決勝進出に0秒98及ばず

読売新聞 / 2024年8月3日 10時38分

女子5000メートルで決勝進出を逃した田中希実(右)(2日)=三浦邦彦撮影

 パリ五輪の陸上で、2日は女子5000メートル予選が行われ、田中希実(ニューバランス)は15分0秒62で1組9着となり、決勝に進めなかった。山本有真(積水化学)は1組17着、樺沢和佳奈(三井住友海上)は2組19着で敗退した。

 女子三段跳びで初出場の森本麻里子(オリコ)は13メートル40で決勝に進めなかった。男子1万メートルで、葛西潤(旭化成)は27分53秒18で20位、太田智樹(トヨタ自動車)は29分12秒48で24位だった。

ぼう然とした表情

 昨年の世界選手権で8位入賞を果たした女子5000メートルで予選敗退に終わり、田中は「現実が受け入れられないような状態」と、ぼう然とした表情を浮かべた。着実に力はつけているが、それでも決勝進出は容易ではない。

 山本が序盤から自分のペースで先行する中、田中を含む他選手は終盤の競り合いを見越してスローペースとなった。3000メートル付近から田中がペースを上げ、山本をとらえた後は集団を引っ張った。しかし、残り1周で海外勢に次々と抜かれ、決勝に進める8位には0秒98差で及ばなかった。

 世界の壁にはね返されたが、まだ田中の戦いは終わっていない。東京大会では8位入賞の快挙を成し遂げた1500メートルが残っている。「今日が駄目だった分、しっかり出し切るようなレースがしたい」。この悔しさを、さらなる成長への糧とするしかない。(田上幸広)

「扉を開けられた」

 これまで全種目を通じて唯一、日本勢の出場がなかった女子三段跳びで、森本が歴史的な一歩を踏み出した。自身の日本記録14メートル16には遠く及ばない13メートル40で予選敗退に終わったが、「誰かが扉を開かなければ、その次にはつながらない。開けられたことは良かった」と語った。

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