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バレーボール男子日本、薄氷の8強…1次リーグ最終戦で米に敗れるもセット率で決める

読売新聞 / 2024年8月3日 15時0分

第2セット、高橋健太郎がスパイクを決める=上甲鉄撮影

 パリ五輪のバレーボールは2日、男子1次リーグが行われ、C組の日本は最終戦で米国に1―3(16―25、18―25、25―18、19―25)で敗れた。通算1勝2敗で3位となり、他の組の3位とのセット率の比較で準々決勝進出を決めた。

途中出場の大塚起爆剤

 ストレート負けを免れさえすればいいのに、その1セット奪取が遠い。窮地に立たされた日本を、途中から出場した大塚(大阪ブルテオン)が救った。

 米国のサーブに崩され、2セットを奪われる。第3セットを失えば、他の組の結果次第で1次リーグ敗退となる危機で、レシーブが安定している大塚が投入された。

 この交代が起爆剤になる。「探り探りやっているように外からは見えた。まずは雰囲気を変えよう」という大塚が守備の安定感にとどまらずブロックアウト、スパイクで流れをつかむ。守備に追われていた高橋藍(サントリー)もよみがえり、25―18。決勝トーナメントへの切符をつかんだ。第4セットを奪われて敗れたが、大塚は「希望のある試合内容だった」と前を向いた。

 今大会は1次リーグで1勝2敗。各組3位の中でのセット率で何とか上位2チームを確実にした薄氷の通過だ。ただ、依然として不調の主将の石川(ペルージャ)の復活待ちの状況に変わりはないものの、代わったメンバーが機能し、選択肢が増えたことは悪くない。

 西田(大阪ブルテオン)も「予想だにしない結果での進出ではあるが、これが五輪」と言う。第一関門での苦闘を笑って振り返られるかは、次戦以降の戦いにかかっている。(井上敬雄)

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