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阿波おどり、踊りながら清掃する「ごみゼロ連」…大学生ら15人が毎日最後に出演「楽しくきれいに」

読売新聞 / 2024年8月3日 14時14分

 今夏の徳島市の阿波おどり(8月11~15日)で、踊りながらごみを集める若者グループ「ごみゼロ連」が、屋外演舞場に登場する。ごみのポイ捨てを防ぎ、楽しく会場をきれいにするよう呼びかける。

 ごみゼロ連は12~15日、無料の桟敷席が設けられる両国本町演舞場(約170メートル)に毎日最後に出演する。ボランティアの大学生ら15人が「街をきれいに ごみゼロ連」と声を出しながら踊りを披露。途中で桟敷席に上がってごみ袋を広げ、観客からペットボトルや屋台の容器などを回収する。

 約50万人が訪れる阿波おどりでは、期間中に観客らが捨てるごみ総量は15~16トンに上る。市職員約10人が毎日、公演終了後に4か所の演舞場付近のごみ箱から回収し、路上のごみを拾っているが、2時間がかりの作業となる。自主的に清掃活動をしている市民団体のメンバーも高齢化が課題になっていた。

 そこで、阿波おどりの実行委員会と市の施設「徳島市まちづくり協働プラザ」は昨年7月、若い人にもごみの減量や清掃活動への意識を高めてもらおうと、ごみゼロ連を結成した。同プラザが実施するボランティア活動の参加者に呼びかけるなどしてメンバーを募集。約20人が踊りながら路上を巡ってごみを回収した。

 今年は活動を発展させて、演舞場への出演を決定。7月には週2回程度、徳島大の「雷連」の学生から踊りの指導を受けてきた。演舞場で踊るのは初めてという徳島市の専修学校生(18)は「観客に披露するのにふさわしい踊りをして、徳島の街もきれいにしたい」と意気込む。

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