パリオリンピック、中国競泳選手のドーピング問題再燃…「色眼鏡で見ないで」反発する選手も
読売新聞 / 2024年8月3日 17時31分
【瀋陽=出水翔太朗】開催中のパリ五輪では、中国の競泳選手によるドーピング問題が注目を集めている。2021年のドーピング検査で陽性だったにもかかわらず東京五輪への出場が認められた問題を受け、頻繁に検査が行われているためだ。「色眼鏡で見ないでほしい」と反発する選手も出ている。
1日の女子200メートルバタフライで銅メダルを獲得した張雨霏選手は、試合後の記者会見で「なぜ中国のスポーツ選手が速く泳ぐと疑われるのか。我々は潔白だ」と述べ、中国選手に疑惑の目が向けられていることに不快感を示した。
中国国営新華社通信によると中国の水泳選手は今年に入り、1人あたり平均21回のドーピング検査を受けた。他国と比べて最も多く、米国の6回、豪州の4回と比べて突出している。張選手も5~7月に27回検査を受けたという。
影響は、7月31日の男子100メートル自由形の決勝にも波及した。開幕までに21回の検査を受けた潘展楽選手が自身の世界記録を更新する46秒40で優勝した。2位の豪州の選手とは1秒08差という圧倒的な結果で、豪州のコーチが「人間には不可能だ」と述べ、ドーピングの疑いをほのめかした。中国のSNSでは「人種差別だ」「中国で行われる世界大会では米欧の検査に力を入れるべきだ」といった批判が相次いでいる。
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