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女子BMXレースで榊原爽が金メダル、恐怖乗り越えて復活「自分がレーサーであることに気づいた」

読売新聞 / 2024年8月3日 18時51分

 パリオリンピックの女子BMXレース決勝が3日早朝(日本時間)に行われ、オーストラリア代表の榊原爽(サヤ・サカキバラ)が金メダルを獲得した。

転倒で「BMXがとても怖く楽しめなかった」

 榊原は父が英国人で母が日本人。オーストラリアのゴールドコーストで生まれ、2歳から6年間を日本で過ごした。東京五輪にも出場し、準決勝で転倒し14位に終わっていた。同じ競技の選手でもある兄の (かい)が2020年に転倒事故で一時は意識不明となる大けがを負った。

 榊原自身も東京大会での転倒でダメージを負い、大会後にも何度も脳 震盪 (しんとう)を起こしたという。「BMXがとても怖く、楽しめなかった。本当に終わりだと思ったし、おそらく乗り越えられるものではないとも思った」と振り返る。

 しかし、「もしすべてを諦めてしまったら、もう一度挑戦しなかったことに失望することはわかっていた。レーサーとしての自分を見つけることができ、(兄の)魁がそばにいなくても自分がレーサーであることに気づいた」と奮起。2023年、24年とW杯のランキング1位を獲得する復活ぶりを見せ、パリ五輪も準々決勝、準決勝、決勝すべて1位で通過する「完全優勝」で終えた。

 榊原は金メダル獲得後、BMXに再び喜びを見出したことについて、「新しいことにチャレンジすること。私が戻ってくるには、恐怖の要素が重要だったと思う。恐怖を克服した先に何が起こるか、本当に怖くても、とにかくそれに向かって進むことを私は知っています」と話した。

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