ソフトボール女子決勝は姉と弟の「きょうだい監督対決」、激闘の末に生まれたさわやかすぎる宝物
読売新聞 / 2024年8月3日 20時34分
全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)で7月25日に長崎県で行われたソフトボール女子の決勝戦は、異例の「きょうだい対決」となった。多治見西(岐阜)と神村学園(鹿児島)の監督は、姉と弟。神村学園の勝利で終わった試合の後、姉の呼びかけで両チームの選手たちは一緒に記念撮影して健闘をたたえ合った。
多治見西の上松美香子監督(58)と、神村学園の有住隆監督(56)は、ともに熊本県出身。高校時代は、それぞれソフトボールと野球で汗を流していた。しかし、姉を追うように日体大に進んだ有住さんはソフトボールの道を選んだ。
姉は、実業団のユニチカ垂井を経て、1991年に多治見西の監督に就任。一方、弟はジュニア日本代表や花巻東(岩手)の監督を務めた後、昨春に神村学園の監督になった。
決勝戦を前に、有住さんは「相手は春の選抜大会で優勝しており、強いのは間違いない。両チームとも投手力があり堅守、いかに相手投手を打ち崩せるかが鍵になる」とみていた。その予想通り、両チームとも得点を奪えないまま延長八回のタイブレークに突入。貴重な1点をもぎ取った神村学園が10年ぶり4度目の優勝を手にした。
閉会式後、上松さんが「両校で一緒に写真を撮りましょう」と呼びかけ、両チームの選手らが整列して笑顔で写真に納まった。
上松さんは「両チームの選手たちが一緒に写った写真は私の宝物」と話す。
これまでも、二人が率いるチームが試合をすることはあったが、全国大会の決勝で対戦したのは初めて。
有住さんは「自分が育てたチームが全国大会で優勝したのも初めてで、対戦相手が姉のチームだったことは感慨深い。これからも互いに刺激し合い、ソフトボール界を盛り上げたい」と力を込め、上松さんは「お互いに強いチームを育て、近いうちに晴れの舞台で再戦できればうれしい」と語った。
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