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府中育ちの豪州代表・榊原爽、BMXレース悲願の金メダル…兄も自分も「たくさんの恐怖克服した」

読売新聞 / 2024年8月3日 20時40分

金メダルを獲得した榊原爽=AP

 2日に行われたパリオリンピック自転車BMXレースで、女子の畠山紗英は準決勝で16人中16位となり、決勝に進めなかった。英国人の父と日本人の母を持ち、豪州で生まれた榊原爽(豪)が金メダル。男子はジョリス・ドデが優勝し、フランス勢が表彰台を独占した。

 母が日本人で、豪州代表の24歳・榊原が悲願の頂点に立った。準決勝を1位で通過して完勝し、試合後のインタビューで「信じられない。『これは現実?』という感じ」と喜んだ。

 豪州で生まれ、小さい頃に東京都府中市に引っ越した。3学年上の兄・ かいの影響で自転車を始め、再び豪州に戻った。兄妹で実力をつけ、10歳代の後半には、豪州、英国、日本の中から、豪州の代表を目指すことを決めた。

 だが、競技生活を一変させる出来事に見舞われる。2020年2月、東京五輪の出場を目指していた魁が、競技中の転倒事故で頭部を強打し、ドクターヘリで運ばれた。一時は、意識不明になるほどの大けが。今回の金メダルは、家族への大きな贈り物になった。

 爽も、東京五輪の準決勝で転倒し、苦しんだ時期がある。「たくさんの恐怖を克服した」。挑戦し続けて、栄冠を勝ち取った。(北谷圭)

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