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ウルフ・アロンや高山莉加が「柔よく剛を制す」を体現、柔道混合団体は悲願の金メダルへ挑む

読売新聞 / 2024年8月3日 20時56分

柔道混合団体の準決勝でドイツの選手(下)に勝利した高山莉加(3日)=関口寛人撮影

 パリオリンピックで3日に行われている柔道混合団体で決勝進出を決めた日本は、要所でウルフ・アロン(パーク24)や高山莉加(三井住友海上)が自分より重い相手から一本を奪い「柔よく剛を制す」を体現する試合運びをみせている。

 混合団体は、女子は57キロ級、70キロ級、70キロ超級の3選手が出場し、男子は73キロ級、90キロ級、90キロ超級の3選手が出場する。各階級における選手層や有力選手の存在は国によって千差万別だ。よって、普段の階級とは異なり「体重差」のある試合がたびたび組まれる。

 体重差のアヤが影響しているのか、同階級で行われる個人戦より、団体戦の方が圧倒的に試合がスピーディーに進む。階級が違うと、膠着状態が生まれにくく、早い段階で試合が動くようだ。

 日本は重量級の層がやや薄く、最重量級ではないウルフが100キロ超級の斉藤 (たつる)(JESグループ)に代わって準々決勝のセルビア戦、準決勝のドイツ戦に出場し、いずれも勝利している。組み際を狙う鋭い技が冴えていて、試合終盤も足がよく動いている。

 ドイツ戦では、女子70キロ超級で負傷した素根 (あきら)(パーク24)の代わりにエントリーされている高山莉加(三井住友海上)が、圧倒的に体格で勝る相手の懐に飛び込む柔道で主導権を握り、抑え込みで一本勝ち。隙を逃さない積極性が光り、「柔よく剛を制す」で貴重な白星を稼いだ。

 東京五輪では銀メダルだった混合団体で金メダルなるか。体格差をものともしない試合運びに期待したい。(デジタル編集部)

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