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なでしこジャパン、まもなくアメリカ戦…日米の激闘振りかえる

読売新聞 / 2024年8月3日 21時22分

ナイジェリア戦に臨む「なでしこジャパン」の選手たち(7月31日、ナントで)=松本拓也撮影

 パリオリンピックのサッカー女子は3日、準々決勝が行われ、C組を2位通過の日本(なでしこジャパン)は銀メダルを獲得した2012年ロンドン大会以来となる4強をかけて日本時間午後10時からB組1位のアメリカと対戦する。(デジタル編集部)

 アメリカは女子サッカーがオリンピックに採用された1996年アトランタ大会の覇者で、2004年アテネ大会から12年ロンドン大会にかけ3連覇も達成、最多4度の優勝を誇る。日本はアテネ大会準々決勝、08年北京大会の1次リーグと準決勝、ロンドン大会の決勝で対戦、いずれも敗れている。

 とりわけ2010年代前半のワールドカップ(W杯)も加えると、争いは激烈だ。11年のドイツ大会決勝で日本は2度リードを許しながら、MF宮間あやと延長戦でのMF沢穂希のゴールでともに同点とする驚異的な粘りを見せ、2―2でもつれ込んだPK戦を3―1で制して初優勝。ロンドンオリンピック決勝はアメリカにとってその雪辱戦だった。日本が連覇を狙った15年カナダ大会の決勝でもアメリカが立ちふさがった。

 19年フランス大会でアメリカはW杯連覇を遂げたが、その後はカナダが優勝した21年の東京オリンピックで3位。スペインが優勝した昨年の豪州・ニュージーランド共催のW杯では16強とふるわず、世界ランキング1位から陥落、5位まで下げて今回のパリオリンピックを迎えた。

 ただ、28年には地元開催のロサンゼルスオリンピックを控えるだけに士気も高い。16年リオデジャネイロ大会優勝のドイツを4―1で退けるなど1次リーグでは今大会最多の9得点を挙げ3連勝してみせた。

 日本は8強入りした昨年のW杯を契機に世界ランキングを一桁順位まで戻し現在7位。初戦のスペイン戦で右サイドのキーマン、清水梨紗(マンチェスター・シティー)が負傷交代し、その後チームを離脱するアクシデントに見舞われ、ブラジル戦では連敗寸前まで追い込まれたが、19歳の谷川萌々子(ローセンゴール)のロングシュートで逆転勝利を収めるすると息を吹き返した。ナイジェリア戦では20歳の浜野まいか(チェルシー)の先制点に続き、ブラジル戦でPKを失敗した田中美南(ロイヤルズ)に待望のゴールが生まれ、大会直前の右膝のけがから復帰し初出場を果たした北川ひかる(INAC神戸)が鮮やかなFKを決めてみせた。

 アメリカは3大会ぶりの、日本は初のオリンピック金メダル目指す。かつての世界王者が相まみえる一戦は激しい戦いが繰り広げられそうだ。

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