バスケ日本女子の１次リーグ突破の条件は？…ベルギー戦でまず大差の勝利が必要

１日の女子１次リーグ日本対ドイツで、ゴール下の激しい競り合い（上）＝ロイター

　パリオリンピックの女子バスケットボールで、２連敗中の日本代表（世界ランキング９位）は、決勝トーナメント（Ｔ）進出への望みをかけて４日夜（日本時間）に、同じく２敗のベルギー代表（同６位）と１次リーグＣ組最終戦を戦う。１次リーグ突破のためには、まずベルギーに勝利して他組の結果を待つことになる。（デジタル編集部）

　１次リーグは４チームずつ３組に分かれて対戦し、各組の上位２チームと、３位の３チームの中で上位２チームの、計８チームが決勝Ｔに進む。勝敗が並んだ場合は、得失点差、総得点――の順で順位を決定する。得失点差は、総得点から総失点を引いた数字だ。

　日本のＣ組は、アメリカとドイツが２連勝で決勝Ｔ進出を決めており、日本はベルギーに勝てば１勝２敗で３位が確定する。

　Ａ組はセルビアとスペインが２連勝で勝ち上がり、中国が１勝２敗で３位となった。

　Ｂ組は混戦で、フランス、ナイジェリア、オーストラリア、カナダのうち、２連勝のフランス（得失点差＋４２）が頭一つ抜けたが、ナイジェリアとオーストラリアが１勝１敗で、カナダが２敗となった。

　日本の得失点差は現在－３７で、出場国の中で最も悪い。１次リーグ突破のためには、ベルギーにできるだけ大差をつけて勝ったうえで、他国との得失点差を縮めることが必要となる。日本とベルギーは２０２１年東京五輪の準々決勝で対戦し、日本が８６－８５と１点差で劇的勝利を飾った。パリ五輪開幕直前の強化試合では日本が６２－７５で敗れている。

　１次リーグはＡ組の試合がすべて終わり、４～５日にＢ組のカナダ－ナイジェリア、オーストラリア－フランスと、Ｃ組の日本－ベルギー、ドイツ－アメリカが行われて全日程が終了する。

３位通過の可能性を巡る得失点差（３日終了現在）

【Ａ組】中国（－１）※３位確定
【Ｂ組】ナイジェリア（－８）オーストラリア（－８）カナダ（－２６）
【Ｃ組】ベルギー（－２７）日本（－３７）