ホッケー女子１次リーグ敗退、オランダに力負けにも「必ず好機はある」…ロンドン五輪以来の白星も

１次リーグのオランダ戦で相手選手と競り合う長谷川（右）＝ロイター

　パリオリンピックは３日、ホッケー１次リーグで、女子Ａ組の日本はオランダに１―５で敗れ、１勝４敗で敗退が決まった。

　日本は、東京大会金メダルで世界ランキング１位のオランダに完敗。ただ、流れの中から得点を挙げるなど力負けにも光明はあった。

　終始、我慢する展開でペナルティーコーナーから３失点。定石通り相手を外に追いやりながらも、走力で縦に突破される場面も見られ、主将の永井友（ソニーＨＣ）は「海外のやり方をまねするだけでは勝てない」と語った。

　一方、第２クオーターには、磨いてきた右サイドの攻撃から小早川（コカ・コーラ）がゴール。「守備が堅い相手にも形を作って攻めきることができれば、もっと相手のサークルに入って勝負できる」と小早川は手応えを口にした。

　東京五輪は５戦全敗。今大会は地元フランスを下し、２０１２年ロンドン五輪以来の白星も挙げた。「挑戦し続けることができれば、必ず好機はある」と永井友。大きな足跡を残したことは間違いない。（井上敬雄）