サッカー準々決勝観客にアメリカの有名ラッパー、スヌープ・ドッグの姿…大のスポーツ好きとして知られる

日本対アメリカ戦を観客席から見守るラッパー、スヌープ・ドッグ（３日）＝ロイター

　パリオリンピックは３日、サッカー女子の準々決勝が行われ、日本はアメリカと対戦している。ＳＮＳでは、観客席に映し出される著名人に関心が集まっている。

　日本は、立ち上がりはアメリカペースで、ボール支配率では圧倒されているが、安定した守備で、強豪相手に前半終了時点で０－０と善戦している。

　テレビ中継で映し出されたのは、アメリカの有名ラッパー、スヌープ・ドッグ。「見間違い？」「マジでどこにでもおるな」「女子サッカーとかみるんやな」などと、Ｘ（旧ツイッター）が盛り上がった。

　今大会では、トム・クルーズら、有名人の観戦が話題になっている。スヌープ・ドッグは大のスポーツ好きとして知られ、自身のスポーツチームを持つなど地域社会の活性化にも取り組んでいる。

　パリのあちこちの会場に出没する姿が目撃されているのは、スヌープ・ドッグがアメリカの放送局ＮＢＣの「現地特派員」になっているからだ。ＮＢＣはアメリカでの五輪の放送を担うが、東京大会では視聴率が低迷。そんな中でもスヌープ・ドッグが担当した解説番組が好評だったことから起用された。

　スヌープ・ドッグは大会を機に自身も色々な競技に挑戦したり、選手村を訪問したりしている。柔道女子のアメリカ代表アンジェリカ・デルガドは、記者会見でスヌープ・ドッグに柔道着をプレゼントしたと話し、「彼は金のチェーンの上に着たんだ」と明かしている。試合ももちろんだが、観客席にも面白さが潜んでいるのがオリンピックだ。（デジタル編集部）