なでしこジャパン、米国戦は延長へ…長谷川唯や藤野あおばら攻めたがゴールは奪えず

後半、ボールをキープし攻め上がる藤野あおば（３日）＝松本拓也撮影

　パリオリンピックのサッカー女子は３日、準々決勝が行われ、Ｃ組を２位通過の日本（なでしこジャパン）は銀メダルを獲得した２０１２年ロンドン大会以来となる４強をかけて日本時間午後１０時からＢ組１位のアメリカと対戦、試合は後半に入った。（デジタル編集部）

　日本に前半に引き続きコンパクトな守備隊形。アメリカは無理にロングパスを放り込まず、パスを回す。ボール保持率はアメリカが８０％近いが、日本は決定的な場面を作らせない。

　日本は田中美南（ロイヤルズ）が下がり、植木理子（ウェストハム）が入った直後の７１分だ。藤野あおば（マンチェスター・シティー）が右サイドボールを持った時に長谷川唯（マンチェスター・シティー）がそれを追い越す形でボールを引き出し速いクロス。これはファーサイドの植木には合わず。

　８０分には藤野の右クロスを相手選手がクリア、ボールはゴール前の浜野まいか（チェルシー）を経由して長谷川に。思い切りよく右足でシュートに行ったが、これはゴール上にはずれた。

　日本も時折鋭い攻撃を見せた。