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男子 決めきれず敗退

読売新聞 / 2024年8月4日 5時0分

86分、スペインの選手〈9〉に3点目を決められ肩を落とす(右端から)藤田譲瑠チマ、GK小久保玲央ブライアン、佐藤恵允=松本拓也撮影

 パリオリンピックのサッカー女子の準々決勝が3日に行われ、世界ランキング7位の日本(なでしこジャパン)は、同5位で前回東京大会銅の米国に延長戦の末に0―1で敗れ、2大会連続でベスト8に終わった。日本は両チーム無得点で迎えた延長前半ロスタイム、決勝点を決められた。

 2日に行われた男子の準々決勝で、日本はスペインに0―3で敗れ、東京大会に続く4強入りはならなかった。日本は11分に強烈なミドルシュートで先制されると、73分、86分にはセットプレーからゴールを許して突き放された。

細谷「同点弾」VARで幻に

 1点を追う40分頃、ゴール前で細谷がDFを背負いながら反転してシュートを放ち、ネットを揺らした。チームは歓喜に沸いたが、ビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)が介入し、オフサイドの判定で得点は取り消しとなった。

 これ以外にも、日本は何度も惜しいシーンを作った。前半終了間際のFKで、細谷のヘディングシュートはポストを直撃した。試合終盤、相手DFとの攻防を制してGKと1対1となった細谷のシュートは横っ跳びしたGKにはじかれ、直後にだめ押し点を奪われた。「一つ決めていれば、間違いなく流れは変わっていた」と、細谷は悔しがった。

 スペインのボール保持率53%に対し、日本は47%。藤田が「(パス回しから)何本かピンチになったけど、それ以外は対等に戦えた」と言うように、スコアに表れたのは「決めきる力」の差だろう。東京大会の準決勝は当時レアル・マドリードで活躍していたアセンシオの一発に沈み、今回はバルセロナの新星F・ロペスに2度、豪快に決められた。

 試合後、涙に暮れた藤田は「足元を見つめ、何が足りなかったのか考え、もっと強くなりたい」と言った。年齢制限外のオーバーエージなしで1次リーグ3連勝と世界と渡り合う力は示したが、見据えていた頂点には届かなかった。今回の厳しい現実を受け止め、どれだけの選手がフル代表へと成長できるか。(リヨン 林田晴樹)

日本・大岩監督「我々が積み上げてきたものを90分間出してこういう結果。賛否はあると思うが、U―23(23歳以下)の選手だけでやれたのはものすごく価値がある」

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