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健大高崎の初戦は英明、報徳学園は大社と激突…夏の甲子園組み合わせ抽選

読売新聞 / 2024年8月5日 5時0分

 第106回全国高校野球選手権大会(7日開幕、甲子園球場)の組み合わせ抽選会が4日、大阪市内で行われ、出場49校の3回戦までの対戦が決まった。順調に日程が消化されれば決勝は23日の予定。

 開幕カードは有田工と滋賀学園の顔合わせ。史上8校目(9度目)の春夏連覇がかかる健大高崎は、その後の第2試合で英明と対戦する。選抜準優勝の報徳学園は、第5日の第3試合で32年ぶり出場の大社と激突。開会式の選手宣誓は智弁和歌山の辻 旭陽 あさひ主将に決まった。

 今大会は暑さ対策として、朝と夕方に分けて試合を行う「2部制」を初めて取り入れる。14日間の日程中、1日3試合が組まれている開幕日から第3日までに限って実施。夕方開始の試合は午後4時以降に行う。

石橋と聖和学園 初出場同士対決

 大会第2日の第1試合で初戦屈指の好カードが実現した。大阪桐蔭と興南の春夏連覇を果たした2校が激突。大阪桐蔭は今春の選抜にも出場した境、徳丸ら長打力のある選手が並ぶ。大阪大会では7試合で58得点と充実する打線に対し、興南は沖縄大会の全試合で登板したエース左腕の田崎を軸に挑む。

 2年連続で選抜準優勝の報徳学園は、第5日の第3試合で32年ぶり出場の大社と戦う。5月に練習試合を行った際には引き分けたといい、大角監督は「しっかりした野球をするという印象。試合まで十分時間があるから、いい準備ができる」と語った。

 今大会の初出場校は5校で、第7日第2試合は石橋と聖和学園の初出場校対決となった。聖和学園は昨年準優勝の仙台育英を宮城大会決勝で破り、石橋も栃木大会準決勝で作新学院に競り勝った。勢いのあるチーム同士の熱戦が期待される。

健大高崎 春夏連覇へ気合

 今春の選抜で初優勝した健大高崎は英明との対戦が決まった。追われる立場となり、主将の箱山は「向かってきたものをはね返すぐらいのエネルギーをつけてきたつもりなので発揮したい」と春夏連覇に向けて表情を引き締めた。選抜優勝にも貢献したエースの佐藤はけがでメンバーを外れた。箱山は「佐藤の穴は大きいけれど、ほかの選手でカバーできるだけの力はある」と語った。

早実「全員野球見せる」

 出場49校中で最多30度目の出場となる早稲田実は、鳴門渦潮との顔合わせ。和泉監督は「野球王国・四国のチーム。しっかり研究したい」と気を引き締めた。西東京大会決勝では、二転三転したシーソーゲームをサヨナラ勝ちで制した。伝統校らしい勝負強さが武器で、屈指の強打者としても注目を集める宇野主将は「ベンチ入り20人すべてが戦力の全員野球で、最後まで諦めない姿を見せる」と話した。

金足農「粘り強く戦う」

 準優勝した2018年以来の出場となる金足農は、西日本短大付と対戦。高橋主将は「九州のチームと対戦できるのは、全国大会らしくてうれしい」と喜んだ。目標は「18年に達成できなかった優勝」と言い切る。雑草軍団として旋風を巻き起こした先輩たちの再来を狙うだけに、「全国49代表で、自分たちの実力は49番目。まずは目の前の相手に集中し、泥臭く、粘り強く戦いたい」と誓った。

選手宣誓は智弁和歌山・辻主将

 抽選で選手宣誓のくじを引いた智弁和歌山の辻主将は「まさか当たるとは。いい宣誓が出来るよう全員で考えたい」と驚きの表情。和歌山大会では、決勝の九回二死から失策で失点し、全試合無失点での優勝を逃した。2年ぶりとなる夏の甲子園初戦は第7日に決まり、「準備期間はたっぷりある。詰めの甘さという課題を見つめ直して全体的にレベルアップしたい」と力を込めた。

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