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性別問題で注目集めたアルジェリアと台湾の女子ボクサー、銅メダル以上確定

読売新聞 / 2024年8月5日 0時8分

 パリオリンピック女子ボクシングは4日、57キロ級準々決勝が行われ、性別問題で注目を集めた台湾の林郁婷がブルガリアの選手を破り、銅メダル以上を確定させた。ボクシングでは3位決定戦が行われないため、準決勝に進んだ選手はメダル獲得が確実になる。

 66キロ級の準々決勝ではアルジェリアのイマネ・ケリフがハンガリー代表を破り、銅メダル以上が確定。渦中のボクサー2人がメダルを手にすることになった。

 2人を巡っては、国際ボクシング協会主催の世界選手権でDNA検査の結果、XY染色体を持つとして出場が認められなかった経緯がある。

 国際オリンピック委員会(IOC)は声明を発表し、2選手は「東京五輪を含む過去大会に何年も女子選手として出場してきた。IOCには選手の人権を守る責務があり、出場資格規定を大会途中で変更することはない」と強調。バッハ会長は「女性として生まれ育ち、女性としてのパスポートを持ち長年競技をしてきた。それは女性であることの明確な定義」と語っている。

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