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動かない足を熟練の技でカバーしたジョコビッチ、最年長で宿願の「金」…「ベスト尽くそうと心がけた」

読売新聞 / 2024年8月5日 1時23分

五輪の男子シングルスで初優勝したジョコビッチ=ロイター

 男子シングルス決勝が4日に行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)に7―6、7―6でストレート勝ちして、2008年北京大会の銅メダル以来、自身初の五輪金メダルを獲得した。

「生涯ゴールデンスラム」達成

 ラストピースを手にした帝王ジョコビッチが、両手両膝を赤土につけて、むせび泣いた。「37歳にしてついに五輪を勝った」。最年長記録となる年齢で宿願を達成し、全四大大会と五輪を制覇する「生涯ゴールデンスラム」を成し遂げた。

 アルカラスを「現時点で世界最高の選手」と認めながらも、冷静だった。「もうメダルを確保できていたから神経質にならずに臨めた。金を取るため、ベストを尽くそうと心がけた」。6月に手術した右膝にはサポーターを巻き、厳しいショットは無理に追わない。だが、相手の配球を読み、コーナーに容赦なく打ち込む熟練の技は健在だった。2セットともタイブレイクにもつれ込む激闘を勝ちきった。

 四大大会は史上最多の24度制覇。五輪は初出場の北京大会で銅メダルとなったが、その後は表彰台に縁がなかった。今大会、終わってみれば全試合ストレート勝ち。憎らしいほど勝負強い本来の姿を、最高の舞台で取り戻した。(平地一紀)

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