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三度目の正直でつかんだ金メダルも「完全優勝」逃し悔しさも…重量挙げ女子59キロ級、新居浜東・脇長葵

読売新聞 / 2024年8月5日 9時11分

重量挙げ女子59キロ級トータルで優勝した新居浜東の脇長葵選手

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は4日、新たにバスケットボール、卓球、剣道が始まり、福岡、佐賀、長崎、大分の4県で11競技が行われた。重量挙げ女子59キロ級で新居浜東(愛媛)の脇長葵選手(3年)が優勝した。

 三度目の正直でつかんだ“金メダル”だったが、笑顔はなかった。1、2年と続けて準優勝だった壁を突破したが、後半のジャークは2位に終わり、「完全優勝」を逃したからだ。

 自身を「スナッチャー」と呼ぶほど、前半のスナッチは得意。最初の試技で手堅く76キロを挙げ、5キロずつ増やして3回とも成功。2、3キロ刻みが一般的だが「その方が気持ちが入る」といい、2位に16キロ差と大きなリードを取った。

 松山市出身で高校入学とともに親元を離れ、アパートで一人暮らし。ほぼ毎週、母が訪れて食事など生活を支えた。競技前日も「全部成功できるように頑張って」とマッサージでほぐしてもらった。それだけに、ジャークで2本失敗し、追い上げられる展開に悔しさがこみ上げた。

 大学でも競技を続ける。いつか母に最高の金メダルをかけたいと願う。

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