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バングラデシュで首相辞任求めるデモ再燃…学生や警察官93人死亡、全土に外出禁止令

読売新聞 / 2024年8月5日 12時57分

4日、ダッカでハシナ首相の辞任を求めるデモ参加者=ロイター

 【ニューデリー=浅野友美】バングラデシュで4日、シェイク・ハシナ首相の辞任を求めるデモが再燃し、地元紙デイリー・スターによると、デモ中に衝突した学生や警察官ら93人が死亡、1000人以上が負傷した。政府は沈静化に向け、4日夜から再び全土に外出禁止令を発令し、5~7日を休日とした。政府とデモ隊の対立は先鋭化している。

 デモ隊の一部は暴徒化し、与党アワミ連盟の事務所やバスに放火したほか、警察署を襲撃した。同党の幹部が殺されたり、リンチされたりしているという。デモ隊に対し、警察は催涙ガスやゴム弾を発射している。

 バングラデシュでは7月にも公務員採用の優遇枠を巡って抗議デモが起き、AFP通信によると、学生ら200人以上が死亡した。7月21日に最高裁が優遇枠を大幅に縮小する決定を下し、一時的にデモは沈静化した。

 しかし、デモへの対応で多くの死傷者が出たため、政府の責任を追及する声が高まり、再びデモが激化した。学生側は首都ダッカに向けたデモ行進を5日に行うと宣言している。

 野党がデモを利用して政権に圧力をかけていると与党はみており、ハシナ氏は4日、「暴力を振るっているのは学生ではなく、テロリストだ」と非難した。

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