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松山英樹「メジャーとは全然違う価値がある」、東京の雪辱果たし「銅」…「次のロス五輪も絶対出たい」

読売新聞 / 2024年8月5日 11時42分

 執念でつかみとった。パリ五輪のゴルフ男子で日本初の銅メダルを獲得した松山英樹選手(32)。猛練習で培った正確なショットでスコアを伸ばし、東京大会の悔しさを晴らした。銅メダルの重さを確かめ、「(四大)メジャー(大会)とは、全然違った価値がある」と喜んだ。

 東北福祉大(仙台市)ゴルフ部の同学年で、松山選手のキャディーを務めたこともある岡部大将さん(32)は「練習の虫だった」と言う。毎朝、岡部さんの車で練習場に通い、日没までスイングを重ねていた。「納得するまで終わろうとしない。いいかげん、もう帰りたいと思う時もあった」と振り返る。

 米ツアーではラウンド後、日没近くまで居残り練習を続けることも多く、「練習は努力とも思わない。自信を持てるところまでやる」との姿勢を貫いてきた。

 「金メダルを目指す」と宣言した東京五輪は、3位を決めるプレーオフで敗れた。雪辱を果たす場となったパリ。大接戦の中、安定したスイングで上位に踏みとどまり、銅メダルが確定すると、日本代表の丸山茂樹監督と抱き合って喜んだ。

 母校の明徳義塾中高(高知県須崎市)のゴルフ部で指導した高橋章夫さん(74)は、テレビで観戦した。プレッシャーのかかる場面でも落ち着いてプレーしていたのが印象的だったとし、「普段の大会と違い、国を代表する喜びを感じて戦っているように見えた」とたたえた。

 頂点には、届かなかった。「表彰台の隣を見ると悔しかった。次のロサンゼルス五輪に絶対に出たい」。日本ゴルフ界のエースは、さらなる高みを目指している。

(長沢勇貴)

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