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1000分の1秒まで表示すると、ライルズが0秒005上回り「金」…スタート出遅れたが最後10mで逆転

読売新聞 / 2024年8月5日 10時54分

男子100メートル決勝で判定の結果を待つ、金メダルを獲得した米国のノア・ライルズ(左)と銀メダルを獲得したジャマイカのキシェーン・トンプソン(4日、サンドニで)=武藤要撮影

 パリ五輪の陸上は、4日の男子100メートル準決勝で、日本のサニブラウン・ハキーム(東レ)は自己ベストの9秒96をマークしたが、3組4着、全体10位となり、1932年ロサンゼルス大会で6位だった吉岡隆徳以来、92年ぶりの決勝進出を果たせなかった。決勝はノア・ライルズ(米)が、9秒79で激戦を制した。

     ◇

 男子100メートル決勝は昨年の世界選手権覇者、ライルズが接戦を制した。スタートは出遅れたが、後半に伸びて最後の10メートルで逆転。2位のトンプソン(ジャマイカ)とは9秒79の同タイムながら、1000分の1秒まで表示すると0秒005上回った。

 東京大会では200メートルで3位に終わっており、「それ以来、同じことはしないと心に決めて、この3年間、練習に励んできた」と胸を張った。

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