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飛び込み三上紗也可「今度は私の番」…幼なじみ入江聖奈さんの東京五輪「金」に刺激受け

読売新聞 / 2024年8月5日 13時30分

 パリ五輪水泳・女子3メートル板飛び込みの三上紗也可選手(23)は、幼なじみの金メダリストの存在を励みに研さんを積んできた。東京五輪でボクシング女子フェザー級を制した入江 聖奈 せなさん(23)。2人は鳥取の同じ小中学校に通い、互いの活躍に刺激を受けてきた。旧友から激励を受けた三上選手は「今度は私の番だ」と張り切る。(鳥取支局 山内浩平)

 「オリンピック内定おめでとう。さすがすぎる」

 「ありがとう。聖奈にはほど遠いよ。もっと頑張る」

 昨年7月、三上選手がパリの代表に内定すると、入江さんは三上選手をLINEで祝福。三上選手も感謝の思いを伝えた。

 2人は鳥取県米子市立義方小、同市立後藤ヶ丘中の同学年。地域の陸上大会に同じリレーチームで出場したり、マラソン大会に向けて一緒に練習したりした。

 三上選手は入江さんについて、「足が速く、追いかけても追いつけない憧れ以上の存在だった」という。

 一方、小学校の教室には2年生から競技を始め、全国大会で活躍する三上選手の新聞記事が貼られていた。入江さんも「常に私の先を歩いている。世界で活躍したいと思うようになった」と語るなど互いを認め、意識し合ってきた。2人とも同じ日本体育大に進んだ。

 東京五輪では明暗が分かれた。三上選手は力を発揮できずに16位に終わった一方、入江さんは女子ボクシング初の金メダルに輝き、一躍、時の人となった。

 入江さんの活躍に、三上選手は「自分は足元にも及ばず悔しかった。金メダルを取りたいという気持ちが強くなった」と奮起した。

 2022年の世界選手権のシンクロ板飛び込みや、23年のワールドカップの板飛び込みでは、いずれも銀メダルに輝くなど国際大会で結果を残し、自信を深めた。

 2人をよく知る小学時代の恩師・永井麻美子さん(62)は「共通しているのはコツコツと努力を積み重ねる姿勢。(三上選手には)最高の演技を見せてほしい」と期待した。

 競技を引退し、東京農工大の大学院でカエルの研究に取り組む入江さんは「五輪は自分を信じ切った人が強い大会。恐れず、楽しんで競技をしてほしい」とエールを送った。

 三上選手は高校生の時、練習中に飛び板で後頭部を強打し、大けがを負うなど、様々な困難を乗り越えてトップ選手に上り詰めた。「(入江さんは)心の支えというか一緒に戦っているような存在。パリで金メダルを取って追いつきたい」と力を込めた。

 三上選手は7日の予選に出場する。

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