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丸山茂樹監督、パリ五輪の松山英樹は「メダル取りたい気持ちをちょっとずつ出すように」…代表スタッフら「思いが伝わってくる」

読売新聞 / 2024年8月5日 11時7分

ゴルフ男子の表彰式で記念撮影をする松山英樹選手(右)(4日、パリ郊外で)=池谷美帆撮影

 パリ五輪のゴルフは、パリ郊外のゴルフ・ナショナル(7174ヤード、パー71)で4日、男子の最終ラウンドが行われ、松山英樹が銅メダルを獲得した。首位と3打差の4位から出て、6バーディー、ノーボギーの65で回り、通算17アンダーとした。日本男子のメダル獲得は初めて。世界ランキング1位のスコッティー・シェフラー(米)が62をマークして19アンダーで優勝。トミー・フリートウッド(英)が1打差の2位。中島啓太は2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で回り、3オーバーで49位だった。

 ゴルフが2016年リオデジャネイロ五輪で復活してから8年。松山が2度目の五輪出場で、歴史的な日本男子初のメダルをつかんだ。

 「東京では苦労したし、(メダルを)取れなかったというところで、銅メダルもすごくうれしい」。戦いを終え、素直に喜びを語った。

 前半は4~6番の3連続を含む4バーディーで自らを乗せた。後半もさらに2バーディーを加え、終盤の重圧のかかる場面でも、ボギーをたたかずに耐えきった。ホールアウト後、競っていたジョン・ラーム(スペイン)がスコアを伸ばせず、松山の銅メダルが決まった。

 3年前の東京五輪は、新型コロナウイルスに感染後の復帰戦だった。体調が万全ではなく、銅メダルをかけたプレーオフに敗れて惜しくも4位に終わり、「悔しいですね。結果がすべて。メダルを取れなかった以上は何の評価もない」と語っていた。

 日本代表の丸山茂樹監督によると今大会の松山は、「『メダルをどうしても取りたい』という気持ちをちょっとずつ出すようになっていた」といい、代表のスタッフらも「今回は取りたいという思いが伝わってくる」と話していたという。

 世界で戦ってきた技術と経験に、闘志をかみ合わせて勝ち取ったメダル。試合後、松山は「これをきっかけにゴルフを始める子供が出てきたらうれしい」。競技への愛情ものぞかせた。(杉野謙太郎)

世界ランキング1位のシェフラー、五輪で初の金メダル

 今年4月に2度目のマスターズ制覇を果たしたシェフラーが、五輪で初の金メダルを手にした。前半はいい感触にもかかわらずパットが思うように決まらず、「とにかく辛抱しようとした」。これで流れを呼び込み、10番以降に計6バーディーを奪う圧巻の勝負強さだった。「メダルとともに帰れることを誇らしく思う」と胸を張った。

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