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日本の高校に通ったカルロス・ユーロ、体操種目別で2冠達成…日本語で声弾ませ「感謝しかないです」

読売新聞 / 2024年8月5日 11時37分

男子種目別のゆかと跳馬で2冠を達成したフィリピンのカルロスエドリエル・ユーロ(3日)=武藤要撮影

 パリ五輪の体操は4日、種目別決勝3種目が行われ、女子段違い平行棒でカイリア・ヌムール(アルジェリア)が金メダルを獲得した。体操ではアフリカ勢初のメダル。男子は跳馬をカルロス・ユーロ(フィリピン)が制して、種目別ゆかとの2冠となった。つり輪は劉洋(中国)が連覇を達成した。

     ◇

 男子種目別決勝の跳馬で、社会人チームの徳洲会など日本で練習を積んだ経歴を持つ24歳のカルロス・ユーロが金メダルを獲得した。3日に制したゆかとの2冠を果たし、日本での日々について問われると「(成長に果たした役割は)大きいですね。感謝しかないです」と日本語で声を弾ませた。

 競技に打ち込むため来日して高校にも通い、2022年には徳洲会入り。今大会に出場している岡慎之助や杉野 正尭 たかあきとチームメートになった。23年にフィリピンに戻ったが、「五輪は緊張するけど、キャプテン(徳洲会主将の杉野)や(岡)慎之助がいるから落ち着ける」と話していた。

 3日に行われた、ゆかの種目別決勝に日本選手は進出できなかったが、ユーロの金メダルが決まると、観客席ではフィリピンの国旗と日の丸が並んで揺れていた。2冠達成後、ユーロは「良い時も悪い時も私を信じてくれた人たちに感謝します」。これまでの道のりを思い返しているようだった。(大舘司)

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