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日経平均一時2500円超安、前週末に続く急落…TOPIX先物で「サーキットブレーカー」発動

読売新聞 / 2024年8月5日 13時0分

 週明け5日の東京株式市場は全面安の展開となっている。日経平均株価(225種)は一時、前週末終値から2500円超下落した。2216円値下がりした前週末の2日に続く急落で、取引時間中として1月以来、約7か月ぶりに3万4000円を下回った。東京外国為替市場で一時、1ドル=144円台後半まで円高・ドル安が進んだことも株価の重しとなっている。

 東証プライムに上場する約1600社のうち96%以上が値を下げた。日経平均の午前の終値は1662円14銭安の3万4247円56銭、より幅広い銘柄で構成する東証株価指数(TOPIX)も145・33ポイント低い2392・27となった。

 大阪取引所では、TOPIX先物の値下がりが制限幅を超えたため、取引を一時中断する「サーキットブレーカー」と呼ばれる措置を取った。

 7月の米雇用統計が市場予想を大きく下回ったことで米景気の先行きへの懸念が強まり、2日の米株式市場では主要株価指数がそろって大幅に下落した。5日の東京市場もその流れを引き継ぎ、取引開始直後から景気動向に敏感な半導体関連株を中心に幅広い銘柄に売り注文が入った。

 外国為替市場では円高・ドル安が進んでおり、業績が悪化するとの思惑から自動車など輸出関連銘柄の株価も下落した。

 市場では、米景気の減速に対応するため、9月にも米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅な利下げを行うとの見方も出ている。一方、日本銀行は7月に利上げに動いており、市場では、日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りの流れが強まっている。

 日経平均は前週末、米景気の減速懸念を受け、投資家がリスク回避の姿勢を強めたことで急落した。8月1日と2日の2営業日の下落幅は計約3200円となっている。

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