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イランが近くイスラエルを攻撃か…イスラエル首相は「立ち向かう決意をした」とけん制

読売新聞 / 2024年8月5日 18時45分

4日、エルサレムで演説するネタニヤフ首相=福島利之撮影

 【ワシントン=淵上隆悠、エルサレム=福島利之】米国のニュースサイト・アクシオスは4日、ブリンケン米国務長官が、この日の先進7か国(G7)外相による電話会談で、早ければ24~48時間以内にイランがイスラエルを攻撃する可能性があるとの認識を示したと伝えた。複数の関係者の話として報じている。G7外相は声明ですべての当事者に対し、緊張緩和を図るよう求めた。

 イスラム主義組織ハマスの最高幹部イスマイル・ハニヤ氏の殺害を巡り、イランや親イラン勢力は、イスラエルに対する報復攻撃の方針を示している。アクシオスは、ブリンケン氏の会談での説明に基づき、早ければ5日にも攻撃が始まる可能性があると報じた。「どのような形で行われるかは不明だ」とも語ったという。

 米国は、原子力空母「エイブラハム・リンカーン」を中心とする空母打撃群を中東に配備するなど態勢を強化している。オースティン国防長官は4日、イスラエルのヨアブ・ガラント国防相と電話で会談し、イスラエルの自衛に対する米国の「確固たる支持」を表明した上で、地域の緊張を緩和させる必要性を訴えた。

 一方、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は4日、エルサレムで演説し、「我々はイランとその手先に対し、全ての場所で立ち向かう決意をした」と述べ、イランや、イランの支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラなどをけん制した。ネタニヤフ氏は「我々はテロの輪に取り囲まれている」との認識を示し、「我々を傷つけようとする者たちは、重い代償を払うことになる」と警告した。

 イスラエルのイツハク・ヘルツォグ大統領は同じ場で、イランを念頭に「イスラエルはこの脅威に対抗する用意がある」と述べた。

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