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副大統領候補の選考を進める米民主党のハリス氏、激戦州の知事や上院議員らと面談

読売新聞 / 2024年8月5日 19時18分

カマラ・ハリス氏(7月25日)=ロイター

 【ワシントン=淵上隆悠】11月の米大統領選に向けて民主党の候補指名を確実にしているカマラ・ハリス副大統領(59)は副大統領候補の選考のために4日、激戦州の知事や上院議員ら少なくとも3人と面談したと米メディアが伝えた。早ければ、大統領候補指名のオンライン投票が終了する5日にも結果が発表される。

 共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)との対決を見据え、ハリス氏は6日から、副大統領候補とともに激戦州とされる7州を5日間かけて遊説する予定だ。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)などによるとハリス氏がワシントンの自宅に招いて会談の場を持ったのは、ペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事(51)、ミネソタ州のティム・ウォルツ知事(60)、アリゾナ州選出で宇宙飛行士、海軍パイロットの経歴を持つマーク・ケリー上院議員(60)の3人。

 シャピロ氏は激戦州のペンシルベニアで無党派層や共和党支持層の一部の支持があり、ハリス氏を押し上げる効果が期待される。ユダヤ系のため、イスラエルに批判的な若者の票が離れる可能性が指摘されている。

 ミネソタ州知事のウォルツ氏は労働者重視の政策に熱心で、同じ中西部で激戦州のウィスコンシンやミシガンの白人労働者に対するアピールにつながりそうだ。

 ケリー氏の地盤であるアリゾナ州はメキシコと接し、不法移民問題に直面している。共和党が大統領選での争点化を図る中、国境警備を重視する姿勢が打ち出せる。ただし、大統領選と同時に行われる上院選で民主党の劣勢が伝えられる中、多数派維持がより難しくなるリスクもはらむ。

 ケンタッキー州のアンディー・ベシア知事(46)、イリノイ州のJ・B・プリツカー知事(59)、運輸長官のピート・ブティジェッジ氏(42)らの名前も挙がっている。浮上している計6人はいずれも白人男性だ。女性でマイノリティー(人種的少数派)のハリス氏を補完する狙いがうかがえる。

 ポスト紙によるとハリス氏や側近は候補者たちの経歴や経験、潜在的な弱点を吟味しているが、最も重視しているのはハリス氏とともに政権運営を行うための「個人的な相性」だという。

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