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9秒台で決勝逃すのは史上初…自己新のサニブラウン「五輪は全く違う、身に染みて感じた」

読売新聞 / 2024年8月5日 20時7分

男子100メートル準決勝で敗退し、頭を抱えるサニブラウン・ハキーム(4日、サンドニで)=武藤要撮影

 パリ五輪の陸上は、4日の男子100メートル準決勝で、日本のサニブラウン・ハキーム(東レ)は自己ベストの9秒96をマークしたが、3組4着、全体10位となり、1932年ロサンゼルス大会で6位だった吉岡隆徳以来、92年ぶりの決勝進出を果たせなかった。決勝はノア・ライルズ(米)が、9秒79で激戦を制した。

 上半身を思い切り前傾ささせてゴールした。男子100メートル準決勝でサニブラウンが自己新記録の9秒96をマーク。山縣亮太(セイコー)の日本記録9秒95に迫る歴代2位の好記録だったが、それでも決勝進出には0秒03及ばなかった。

 一昨年の世界選手権では10秒05、昨年の世界選手権は9秒97で準決勝を通過していた。「やっぱり五輪となると全く違う。そこに関しては身に染みて感じた」と振り返ったが、世界陸連によると9秒台を出した選手が決勝に行けなかったのは史上初で、まれに見るハイレベルの激戦だった。

 今季、改良に成功したスタートで勢いよく飛び出した。「スタートはもう全然負ける気がしなくて、勝負は70メートルぐらいからかなと思っていた」。しかし、終盤で走りがやや乱れ、失速した。「1ミリ1ミリだけど、前進はしている。でも、海外の選手たちはもっと前進している。その差を縮めるために、頑張っていかなければいけない」と誓った。

 個人での戦いは終わったが、「まだ400メートルリレーもあるし、自分の五輪は終わっていない。気持ちを切り替えて、しっかりやっていければ」。次は日本のエースとしての仕事が待っている。(田上幸広)

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