２０歳の岡慎之助が鉄棒も金メダル、今大会３個目…２位と同スコアも出来栄え点で上回る

体操男子種目別鉄棒で金メダルを決めて喜ぶ岡慎之助（５日、パリで）＝松本拓也撮影

　パリオリンピックは５日、体操の男子種目別鉄棒の決勝が行われ、岡慎之助（徳洲会）が１４・５３３で優勝し、金メダルに輝いた。男子団体総合と男子個人総合の金メダルに加え、この日行われた種目別平行棒で獲得した銅メダルと合わせ、今大会四つ目のメダルとなった。杉野正尭（徳洲会）は、１１・６３３で７位だった。

　決勝には、予選を勝ち残った８人が出場した。２番目に演技した２０歳の岡は、ミスのない演技で着地まで美しく決め、ほかの選手の演技を見守る。しかし、後続の選手たちに着地などでミスが相次ぎ、アンヘル・バラハス（コロンビア）とは得点では並んだものの、技の出来栄えを示す「Ｅスコア」で上回り、優勝を決めた。

　５番目の杉野は高難度の攻めの演技を見せるが、落下するなどし、１１・６３３で演技を終えた。