「市のＰＲイベントでの負傷が引退原因」元関脇・嘉風の損害賠償訴訟、１６５０万円で和解へ

元関脇の嘉風（２０１７年８月撮影）

　大分県佐伯市のＰＲイベントでの負傷が引退の原因だとして、同市出身の大相撲・中村親方（元関脇 嘉風 （よしかぜ））が同市などを相手取り、約４億８０００万円の損害賠償を求めた訴訟で、同市議会は５日、臨時会を開き、同市が１６５０万円を支払って和解する議案を賛成多数で可決した。８日に和解が成立する見通し。

　可決後、田中利明市長は報道陣の取材に「東京地裁から和解案が示され、解決のチャンスだと判断した。これから（親方との）失われた信頼関係を構築していく機会が出てくると思う」と話した。