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サイバー攻撃受けたKADOKAWA、25万4241人分の個人情報が漏えいと確認

読売新聞 / 2024年8月5日 23時7分

KADOKAWA

 出版大手「KADOKAWA」グループがサイバー攻撃を受けた問題で、同グループは5日、調査の結果、25万4241人分の個人情報の漏えいが確認されたと発表した。サイバー攻撃の発端については「従業員のアカウント情報が窃取されたことが根本原因と推測される」と明らかにした。

 発表によると、流出した個人情報は、グループ会社「ドワンゴ」の取引先や、同社がシステムを提供する「角川ドワンゴ学園」の通信制高校の生徒らの氏名、生年月日、住所、電話番号など。

 サイバー攻撃の方法は不明としながらも、「フィッシングなどの攻撃で窃取された従業員のアカウント情報によって、社内ネットワークに侵入された」と推定。その後、身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」によりシステム障害や個人情報の漏えいが起きたとしている。

 一方、ドワンゴが運営する動画配信サービス「ニコニコ動画」や「ニコニコ生放送」などは5日、約2か月ぶりに本格復旧した。今後、関連サービスも順次再開し、サービス停止期間中の会費の返金なども進める。出版事業は、既刊本の出荷部数が平常時の3分の1程度となっていたが、今月中旬以降、平常時の水準に回復する見通し。

 ニコニコ生放送で昨年11月頃から動画を配信している静岡県内の中学2年の男子生徒(13)は5日、「ようやく再開してくれてうれしい」と語った。男子生徒は「かじまひろき」というハンドルネームで、釣りや料理などの動画を配信していた。しかしサイバー攻撃が発覚した6月8日以降、リスナーとの交流は途絶えており、「早く交流したい」と話した。

 同グループへのサイバー攻撃を巡っては、「BlackSuit」を名乗るハッカー集団が6月27日、闇サイト上に犯行声明を出し、金銭を支払わなければ全データを流出させると脅迫。7月2日、闇サイトに大量の内部情報が流出していた。

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