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バレーボール男子「あと1点」から悪夢の逆転負け、石川祐希のスパイクがチャレンジでノータッチ判定

読売新聞 / 2024年8月5日 23時26分

男子準々決勝で、イタリアにフルセットの末に敗退し肩を落とす山本智大〈20〉ら日本の選手たち(5日、パリで)=守谷遼平撮影

 パリオリンピックは5日、バレーボール男子準々決勝が行われ、C組3位の日本はB組1位のイタリアに2―3(25―20、25―23、25―27、24―26、15―17)で逆転負けし、1976年モントリオール大会以来の4強入りを逃した。主将の石川祐希(ペルージャ)が要所で決めるなどして2セットを連取したが、いずれもジュースにもつれ込んだ第3、4セットを落とすと、最終セットもジュースとなった末に競り負け、力尽きた。

名将の戦術で躍進、あと一歩及ばず

 勝利は目前だった。第3セット、24―22でリードした場面で、石川のスパイクが相手のブロックをかすめたかに見えたが、チャレンジの末にノータッチと判定。このセットを奪われると、そのまま逆転負けを喫し、48年ぶりの準決勝進出を逃した。

 29年ぶりの8強進出を果たした東京五輪後、2017年からコーチを務めたフィリップ・ブラン氏が監督に昇格。フランスの監督などを歴任した名将から最先端の戦術傾向を学んだチームは、昨年のネーションズリーグで3位、今年は準優勝と躍進を遂げた。

 6月末まで約1か月半続いた同大会に「決勝の雰囲気を味わえば、金メダルのイメージがわく」(石川)と全力で挑んでいた。その代償からか、五輪本番ではチームの調子が上がらず、1次リーグで1勝2敗と苦戦。この日の準々決勝でも優勝候補相手にあと一歩、及ばなかった。

 それでも、日本は今大会、48年ぶりの4強まであと一歩のところまで迫った。復活に向け、着実に前進している姿を示した。(西口大地)

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