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鉄棒で金の岡慎之助「ノーミス」試技で頂点つかむ「奇跡です」…E得点の差は練習のたまもの

読売新聞 / 2024年8月5日 23時35分

体操男子種目別鉄棒の表彰式で金メダルを手にする岡慎之助(5日、パリで)=松本拓也撮影

 第33回夏季五輪パリ大会は第11日の5日、体操男子の岡慎之助(20)(徳洲会)が種目別の鉄棒で金メダル、平行棒で銅メダルを獲得した。岡は団体総合と個人総合の金に続き、今大会4個のメダルとなった。体操の日本勢の1大会金メダル3個は、1972年ミュンヘン大会の加藤沢男以来。

 種目別鉄棒の決勝に進んだ8選手のうち、2番目に登場した岡がフィニッシュをピタリと止めた。得点は5位通過だった予選と同じ14・533。ところが、ここから誰も予想しない展開が待っていた。

 杉野 正尭 たかあき(徳洲会)を含む4番目以降の選手がことごとく落下や転倒などの大きなミスを犯し、終わってみれば失敗のなかった岡とコロンビア選手がトップで並んでいた。

 重要なのは得点の中身。岡は演技の難しさを示すD得点が5・9で、出来栄えを示すE得点が8・633。コロンビア選手はDが6・6で、Eが7・933。「同点の場合、E得点の高い方が上位」とするルールで、岡が今大会三つ目の金メダルを獲得し、「奇跡ですね」と笑った。奇跡を呼び込んだのはもちろん、日々の練習で磨いた美しさと正確性だった。(大舘司)

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