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オリンピックでのゴルフ、短期間の試合や団体戦の採用も面白い[藤田寛之の目]

読売新聞 / 2024年8月6日 6時52分

 4日にパリ郊外のゴルフ・ナショナル(7174ヤード、パー71)で行われたパリオリンピックのゴルフ男子最終ラウンド。4位から出た松山英樹は6バーディー、ノーボギーの65で回って通算17アンダーとし、日本男子史上初の表彰台となる銅メダルを獲得した。日本勢のメダル獲得は、前回東京大会で銀の稲見萌寧に続いて2大会連続。世界ランキング1位のスコッティー・シェフラー(米)が19アンダーで優勝し、トミー・フリートウッド(英)が2位。中島啓太は2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で、通算3オーバーの49位だった。

[藤田寛之の目]

 東京五輪でメダルを逃した悔しい思いがあったのだろうが、その3年後の舞台で見事に結果を出すところに、松山というゴルファーのすごみを感じた。

 最終日は、優勝したシェフラーの調子がずば抜けていたが、その次にショットが安定していた。会場のゴルフ・ナショナルは深いラフやハザードが特徴的で、右も左もだめという狭いフェアウェーをしっかり捉え、グリーンに落としてチャンスを作っていった。特に終盤は、優勝争いのプレッシャーがかかり、ラームやザンダー・シャウフェレ(米)らが崩れていく中、ほぼ完璧なプレーを続けた。1打の違いで、金メダルもあるし、メダルがぽろっと逃げていくこともあるという緊張感が最後まで続いた。世界のトップが集まる4年に1度の舞台で、日本のゴルフの存在感をしっかりと世界に示してくれたと思う。

 無観客だった東京五輪とは違い、今回は大勢のギャラリーが訪れ、大変な盛り上がりで、ゴルフの人気を再認識した。現在は4日間のストロークプレーだが、新たなファンを獲得するためには、より短期間の試合方式や団体戦の採用も面白いのではないか。(プロゴルファー)

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