スカイ・ブラウンはこんな人…「宮崎県民栄誉賞」受賞者、日本名はブラウン澄海

パリ五輪の公式練習で滑るスカイ・ブラウン＝ＡＰ

　６日に行われるパリオリンピックのスケートボード女子パークに出場するスカイ・ブラウン（イギリス）。東京大会で、１３歳２８日で獲得した銅メダルは、イギリスの歴代夏季五輪代表選手で最年少のメダルになった。今もトップスケーターとして活躍する彼女は、実は日本とゆかりのある人だ。

　イギリス人の父と日本人の母を持つ。父の影響で２歳頃からスケートボードを始め、幼い頃は自宅の庭で練習を重ねた。当初は主にＹｏｕＴｕｂｅを見て、練習をしていた。実は、宮崎県高鍋町出身で、今年６月には県民栄誉賞と高鍋町町民栄誉賞が贈られている。高鍋東小学校を卒業。東京大会から身長が１０センチ以上伸びた。

　東京五輪の数か月前、スケートボードの神と言われる、トニー・ホークが所有している練習施設で練習していたところ、４・５メートル落下。この事故で頭蓋骨と左手首、左手を骨折。肺と胃の裂傷という大けがをしつつも、五輪の舞台で表彰台に上がったのは語り草だ。２０２０年には彼女をモデルにしたバービー人形が作られたことでも知られている。

　日本名も持っていて、ブラウン 澄海 (スカイ)。イギリス代表だが、アメリカ・ロサンゼルス在住で、一時期はサーフィンでの五輪出場も目指していた。