アリサ・トルーはこんな人…「スケボー神」のトリックを１３歳でマスターした日系人

パリ五輪のパーク女子を前に練習をするアリサ・トルー＝ロイター

　６日に行われるパリオリンピックのスケートボード女子パークに出場するアリサ・トルー（オーストラリア）。五輪後に台頭してきた選手で、五輪の選考レースの最後の大会となるパリ五輪予選シリーズ（ＯＱＳ）の２大会では連続優勝した。優勝候補最有力選手だ。

　１４歳の天才だ。正解最高峰の賞金大会「Ｘゲームズ」の最年少メダリスト。初めて彼女が注目を集めたのは、垂直に近い面を滑る非五輪種目「バート」だ。スケート界の神と言われるトニー・ホークが最初にメイクした「７２０」。水平方向に２回転、つまり、７２０度回転するこの大技を２０２３年のバートで初めて世界で完成させたガールズスケーターとなったからだ。トルーはさらにその２か月後、７２０に半回転を加える「９００」を完成させ、スケボー界を騒然とさせた。

　スケートボードを始めたのは７歳のころ。「冬にサーフィンをするのは寒すぎる」という理由で、父親と共にスケートボードを始めた。

　インスタグラムのフォロワーは１１万人超。プロフィール欄に日の丸を掲げている。母親が日本人。