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高橋藍の一問一答「ラスト1点、普段だったら取れた」「チーム全体でいけるって感じ隙ができた」

読売新聞 / 2024年8月6日 7時35分

 5日に行われたパリオリンピック・バレーボール男子準々決勝で、日本代表はフルセットの末、イタリア代表に2-3で敗れた。故障明けで万全とは言えないなか、主力選手の一人として活躍した高橋藍(22)(サントリー)は「まだまだ自分たちは強くならないといけない」と振り返った。試合後の主な一問一答は次の通り。(デジタル編集部)

3セットで終わらせる、と思っていた

 ―勝ち切るために足りなかったものは何か。

 「最後の1点を取り切るところなのかなって自分は思っています。(第3セットの最後は)誰のせいとかじゃなくて、チーム全体で『いける』って感じた部分から、隙ができてしまった」

 ―第3セットに向かう時のチームの雰囲気は。

 「3セットで終わらせる、と。2セット目は、いい流れで逆転して取れたので、いいリズムで3セット目を取り切るっていう気持ちで臨んでいました」

 ―試合が終わった瞬間はどんな思いだった。

 「やっぱ悔しかったですね。ここで勝つために、僕は3年間やってきていたので。純粋に、悔しかったというか。もっともっと成長できたんじゃないかなと。次、この舞台で勝つために、さらに準備しないといけないなっていう思いもありました」

一番重圧かかるのは予選ラウンド

 ―1次リーグからはチームの状態が上がっていた。その要因は何か。

 「もちろん一番プレッシャーがかかる(のが)予選ラウンドだと思うので、そこで考えすぎて、いつも通りの自分が出せなかったりとか、いろいろかみ合わなかったことはあった。準々決勝に来て、みんな吹っ切れたというか、『本当にここからが…』っていうところで、ここから上げていくっていう思いに切り替えられたのかなと思う」

 ―ベスト8という結果は東京五輪と同じだが、違いは感じるか。

 「違いと言われると難しいですけど、結果は一緒なので。どちらにしろ、何かが足りなかった。東京のときは、自分がまだまだチームを引っ張っていけなかったので、その悔しさはありましたけど、今回は最後の1点を取ることができなかったっていう悔しさがある。一つ成長してきた部分はあったのかなとは思うんですけど、もっともっと成長するために、求めていく部分はまだまだあるかなと思います」

日本コールも聞こえた

 ―どういう選手になって、オリンピックに戻ってきたいか。

 「チームを勝たせられる存在になって、戻ってきたいなっていうのがあります」

 ―会場には日本のファンが多く、ホームに似た雰囲気もあった。

 「日本から来られたお客さんであったり、いろんなところから、いろんなお客さんが来てくれていた。『日本』コールも聞こえていましたし、すごく背中を押される部分はあったので、皆さんに応援していただける、ありがたい環境でした。皆さんの前で勝ちたかったんですけど、たくさんの応援をしていただいたことに、本当に感謝していますし、次こそは皆さんの前で勝てる日本代表を作って、日本代表に戻ってきたいなと思います」

 ―個人のパフォーマンスとしては、100%以上を出せた感覚か。

 「勝てていないので、自分のプレーに何も満足していないですし、予選ラウンドからもそうですけど、もっと出来た部分はあったと思う。勝つためにやってきているので、勝てなかったというところでは、何かしら自分自身がまだまだ出来なかった部分があったと思う。100%を出せたかと言われると、そうじゃないと思います」

五輪は相手も死に物狂い

 ―オリンピックだからこその難しさは感じたか。

 「他の大会に比べると、やっぱり相手チームの気持ちの強さも違いますし、ラスト1点を取れなかったところも、普段だったら取れている部分はあったのかな、っていうのはあります。相手もその1点を取られないために、死に物狂いでやってくるところは、オリンピックの特別な部分なのかなと思うので、他の大会に比べて、勝ち切る難しさはあったのかなと思います」

 ―この結果をどう受け止めるか。

 「本当に悔しいですし、勝つために自分自身が何かをさらに求めて、強くなっていかないといけない。素直にこの悔しさをバネにして、次につなげていきたいなと思いますね」

 ―競技に対する思いで、イタリア人との差は感じたか。

 「ガラッシ選手だったり、ボットロ選手だったり、(イタリア1部・セリエAの)同じチームでやっている選手もいたので、このオリンピックでそのイタリアに当たるっていう特別な感じはありました。もちろん、だからこそ負けたくなかったっていうか。ガラッシとかとは『楽しんでやろうね』って話してはいましたけど、負けたことは非常に悔しいので。相手がイタリアだったことで、さらに勝ちたかった思いはめちゃくちゃありますよね」

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