男子棒高跳びはデュプランティスが世界新で連覇、２位との差は実に３０センチ

陸上男子棒高跳び、世界新記録で金メダルを獲得したアルマント・デュプランティス（５日）＝三浦邦彦撮影

　パリオリンピックの陸上は５日（日本時間６日）、男子棒高跳び決勝が行われ、アルマント・デュプランティス（スウェーデン）が東京大会に続く２連覇を達成。自らが今年４月に出した世界記録を１センチ上回る６メートル２５にも挑戦して見事に成功させ、スタジアムを熱狂させた。

　デュプランティスのほかに２人が６メートルに挑戦したが、いずれも失敗。連覇が決まると、２４歳はバーを上げ、ついには世界記録の更新を目指した。最後、上空に向けて勢いよく上昇した体が美しいフォームでバーを越えた。

　偉大な１センチを刻んだことにデュプランティスは興奮、飛び跳ねながら観客席へ向かい関係者と抱擁をかわした。

　２位のサム・ケンドリクス（アメリカ）の記録は５メートル９５で、その差は実に３０センチ。まさに「鳥人」だ。