パリで戦う選手を企業もサポート、阿部一二三はエアウィーヴで「疲労も抜けていいコンディション」

２つのメダルを胸に記者の質問に答える阿部一二三選手（５日、パリで）＝上甲鉄撮影

　パリ五輪の柔道男子６６キロ級で２大会連続の金メダルを獲得した阿部 一二三 （ひふみ）選手（２６）（パーク２４）が５日、選手村に寝具を提供する契約メーカー「エアウィーヴ」（東京都）からパリ市内で報奨金を贈られ、「疲労も抜けて、いいコンディションで挑めた」と語った。

　同社は選手村に約１万６０００床のマットレスを提供している。体に合わせて硬さを調整できる仕様で、普段から愛用する阿部選手は「しっかり寝られないと、いいパフォーマンスが発揮できない。心の底からリラックスして眠れた」と効果を強調した。大会後、選手村で使用された寝具はフランス国内の公共団体などへ寄贈される予定。同社のほか、「味の素」（東京都）が日本選手の栄養摂取をサポートするなど、企業も選手の活躍を支えている。