日本記録更新の好走で予選４位、１走の長迫「もう一つギアを上げていかないと勝負はできない」

男子４０００メートル団体追い抜き予選で力走する日本チーム（５日）（ロイター）

　パリオリンピックの自転車は、男子チームスプリントの予選が５日行われ、日本（長迫吉拓＝ブリヂストンサイクリング、太田海也＝楽天Ｋドリームス、小原佑太＝同）は日本新記録の４２秒１７４を出し、４位で６日の１回戦に進んだ。男子４０００メートル団体追い抜き予選も行われ、日本（中野慎詞＝楽天Ｋドリームス、今村駿介＝ブリヂストンサイクリング、窪木一茂＝同、橋本英也＝同）は、３分５３秒４８９の１０位で上位８チームによる決勝トーナメントに進出できなかった。

　男子チームスプリントは日本記録を更新する好走で、予選を４位で終えた。

　スタートダッシュを担当する１走の長迫が一気にスピードを上げて流れを作り、後続も実力を発揮して好記録につなげた。「走りやすいトラックで自己ベストも出たけど、もう一つギアを上げていかないと勝負はできない」と長迫は気を引き締める。６日の１回戦は地元フランスと対戦する。長迫は「五輪を楽しめている」と表情も明るい。２００４年アテネ大会の銀メダル以来のメダル獲得を狙う。