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レース前に有力選手とペースについて会話、決勝進出の三浦龍司「駆け引きができている」

読売新聞 / 2024年8月6日 11時55分

男子200メートルで準決勝進出を決めた鵜沢飛羽(右)(5日、サンドニで)=三浦邦彦撮影

 パリオリンピックの陸上競技で、5日は男子3000メートル障害予選が行われ、東京五輪7位の三浦龍司(SUBARU)は8分12秒41で2組4着となり、7日の決勝に進んだ。青木涼真(ホンダ)は8分29秒03の3組8着で敗退。男子200メートル予選は、鵜沢 飛羽 とわ(筑波大)が20秒33で6組3着となり7日の準決勝に進出。飯塚翔太(ミズノ)は20秒67の4組5着、上山紘輝(住友電工)は20秒84の3組6着で敗者復活ラウンドに回った。男子棒高跳びはアルマント・デュプランティス(スウェーデン)が自身の世界記録を1センチ更新する6メートル25で2連覇した。

「難所」突破し「うれしい」

 男子3000メートル障害の三浦は予選を「難所」と表現する。2022年の世界選手権で敗退した苦い思い出があるからだ。「一番の難所を突破できたのは素直にうれしいし、すごくほっとする」と笑みを浮かべた。

 レース前、ケニアやエチオピアの選手と会話を交わした。彼らが「(1キロ)2分45秒くらいのペースで行く」と話したのに対し、三浦は「そこについて行く」と応じた。その言葉通り、序盤から速いペースの展開となり、実力のある選手が前に出て着実に決勝へ駒を進めた。

 「そういったことは東京大会の時にはできなかったこと」と語るように、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグに参戦するようになってから、海外にも顔なじみが増えた。世界トップレベルの常連となったことは、走りを磨くだけでなく、有形無形の力となっている。「東京大会の時は勢い任せで、それはそれで良かったけど、今は着実に力がついて、勝負、駆け引きができている」と自負する。

 東京五輪で7位、昨年の世界選手権では6位と徐々に世界大会での順位を上げており、決勝に向けて「それに続くような結果になればいい」と意気込む。昨年の世界選手権では1秒72の僅差だった3位に狙いを定めて、レースの中で勝負所を探る。(田上幸広)

「まだギアは抑え気味だった」

 男子200メートルの鵜沢は、前日に100メートルを制したノア・ライルズ(米)や東京大会覇者のアンドレ・ドグラス(カナダ)と同じ組で、2人に食らいついて3着に入った。20秒33は、2000年シドニー大会で末続慎吾がマークした20秒37を上回り、五輪での日本勢最高記録。21歳のスプリンターは準決勝に向けて「今回はまだギアは抑え気味だったけど、次はもう1、2段階上がるはず」と意欲を示した。

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