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早田ひなと4歳頃から腕を磨きあった女性、今も用具面でサポート…銅メダルに「20年の努力実らせ感動」

読売新聞 / 2024年8月6日 19時16分

 パリ五輪・卓球女子シングルスで銅メダルを獲得した北九州市出身の早田ひな選手(24)。同じ卓球教室で腕を磨き、ダブルスでペアを組んだ永道麻依加さん(24)は今、早田選手が契約する東京の卓球用品メーカーで用具面のサポートをしている。初出場でのメダルに「20年の努力の積み重ねが実り感動した」と喜び、団体での活躍にも期待を寄せる。(山崎祥太)

 2人は4歳頃に同市八幡西区の卓球教室「石田卓球N+」で出会った。早田選手の第一印象は「明るく元気な子」。すぐに仲良くなり、中学の時は同じ学校で、たまに卓球の練習が休みの時には一緒にショッピングに行って遊んでいた。

 早田選手が卓球教室での規定練習前後にもコーチに練習を見てもらったり、一人でサーブを黙々と練習したりする努力家の一面をずっと間近で見ていた。「フォアハンドは昔からうまく、自主練習を人一倍やっていた」と話す。

 小学生の頃から組み始めたダブルスは、永道さんがラリーをつないで、隙を見て早田選手が強烈なドライブを決めるスタイル。幼い頃からの連携を生かし、希望が丘高(福岡県中間市)1年の時の全国高校総体(インターハイ)では、女子ダブルスで3位に輝いた。

 永道さんは大学まで卓球を続け、卒業後は「卓球選手を支える仕事がしたい」と卓球用品メーカー「日本卓球(ニッタク)」に入社。今年4月からは早田選手のラケットに貼られるラバーを担当することになった。

 「まさか仕事で関わることになるとは」と当初は驚いたが、仕事を通じてラバーの重さなど細部にこだわりを見せる早田選手の姿から、より応援したいという気持ちが強まっていった。

 「東京五輪で代表入りを逃してからすごく頑張ってきたと思う」とパリ五輪出場を感慨深い思いで見ていた永道さん。3日の3位決定戦は自宅でテレビ中継を見て応援した。左腕を痛めながら懸命に戦い、韓国選手を破った瞬間は思わずガッツポーズが出たという。試合期間は邪魔にならないようになるべく連絡を取らないようにしているが、今回は祝福の思いを伝えたいとラインで「おめでとう」とメッセージを送ると、感謝する返信があった。

 女子団体では、日本として4大会連続のメダルが期待されている。永道さんは「エースとして臨むことになるが、無理せず、自分のできる力を発揮してもらいたい」と望んでいる。

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