須崎優衣「皆さんの努力も私が無駄にした」と涙…国際大会の連続優勝は２４でストップ

女子５０キロ級の初戦でインドの選手（右）に敗れた須崎優衣（６日）＝関口寛人撮影

　パリオリンピックのレスリングは６日、女子５０キロ級が行われ、須崎優衣（キッツ）は、１回戦でビネシュ・ビネシュ（インド）に敗れた。五輪連覇を逃した須崎は「皆さんの努力も私が無駄にしてしまった」と悔やんだ。

　須崎は出場した国際大会で２４大会連続優勝、外国選手との対戦で９４連勝中と「無敵」の強さで、米データ会社のメダル予想でも「金」と予想されていた。まさかの波乱で、戦い終えた須崎は「この五輪は私だけの夢じゃなかったので、本当に今回…」と話したところで涙があふれ出た。

　その後、気丈に「会場に家族とか、友達とか、本当にたくさんの人たちが来てくれていたので。本当に本当に申し訳ない気持ちです。ここで終わってしまったのが信じられないです」と語った。

　東京五輪からの３年間について「本当に色んな人に支えてもらってここまでやってきたんですけど、本当に私一人じゃなくてみんなの努力も無駄にしてしまったので本当に申し訳ない気持ちです」と話した。（デジタル編集部）