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龍泉洞の水と岩手の雑穀使い「暑い夏にぴったりな」クラフトビール…新観光施設で醸造・販売

読売新聞 / 2024年8月11日 18時39分

龍泉洞の新たな魅力として期待されるクラフトビール「ヴィベール」(1日、岩手県岩泉町で)

 日本酒「龍泉八重桜」で知られる岩手県岩泉町の酒造会社「泉金酒造」が、同町にある国の天然記念物・龍泉洞の水を使ったクラフトビールを開発した。昨年龍泉洞の近くにオープンした新たな交流拠点「龍泉洞わっか」で醸造し、その場で出来たてのビールを提供。5日から販売を開始し、同社は「龍泉洞の新たな観光の魅力になれば」と力を込める。(坂本俊太郎)

 新商品の名前は、ラテン語で「飲む」を意味する「ヴィベール」。硬度が発酵に適しているとされる龍泉洞の水をベースに、通常のビールで使う大麦や小麦に加え、県内産のヒエやアワなどの雑穀を使用。すっきりとしてさわやかな味わいが特徴の「雑穀ヴァイツェン」で、雑穀の風味も感じられる一杯となっている。

 同社の運営する龍泉洞わっかは、昨年4月にオープン。かつて龍泉洞観光会館だった建物を改修し、町の特産品や野菜や酒など地場産品を取りそろえた龍泉洞の新たな観光施設に生まれ変わった。

 さらに、同社は龍泉洞の新たな観光振興を目的に、酒造りのノウハウをいかしたクラフトビールの製造に着手。発酵用など七つのタンクを施設内に設置し、小規模ブルワリーを完成させた。1日にはビールの完成試飲会が同施設で行われ、町内外の関係者ら約20人が龍泉洞の「新たな味」に舌鼓を打った。今秋には缶入り製品の販売も目指すという。

 同社事業統括の八重樫英一郎さん(29)は「暑い夏にぴったりな一品。龍泉洞の新たな目的の一つとして、おいしいビールを飲みに立ち寄ってもらえればうれしい」と話した。

 ビールは1杯(350ミリ・リットル)で税込み800円。アルコール度数は4%。

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