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東京「銀」女子バスケ「インサイド攻め立てられるように」、直前に五輪切符の女子バレー「ピーキング困難」…団体球技が終戦

読売新聞 / 2024年8月6日 22時11分

 パリ五輪で日本は全ての団体球技で男女どちらかが出場を果たしたが、サッカー男女などのベスト8が最高で、メダルには手が届かなかった。東京五輪銀メダルのバスケットボール女子や、直近の国際大会で好成績を上げたバレーボール男女は不完全燃焼に終わった。

 バレーボールは、男女ともに五輪前のネーションズリーグ(NL)で準優勝し、パリでの躍進が期待された。男子は5日の準々決勝で強豪イタリアと対戦し、フルセットの激闘の末に敗退。女子も1次リーグで姿を消した。男子は1次リーグ3連勝のイタリアをあと一歩まで追いつめ、東京五輪後の3年間で磨き上げた力を示したが、メダル争いには絡めなかった。

 女子は昨秋の五輪予選を突破できず、6月の世界ランキング上位国に付与される出場権を獲得するため、NLに全力で挑まざるを得なかった。真鍋監督は「NLから1か月で(五輪の試合に調子を合わせる)ピーキングを再び持ってくるのは難しかった」と振り返る。

 高精度の3点シュートを武器に大会を席巻した東京五輪から一転、1次リーグ3連敗に終わったバスケットボール女子は対戦相手の日本対策が進んだ。3大会連続出場の高田(デンソー)は「東京大会後は、すごくインサイドを攻められるようになった」と指摘。大型選手が少ない日本の弱みを徹底的に突く相手に対し、よりスピードや運動量に特化した選手で対抗したが、得点源の山本(トヨタ自動車)が脳しんとうで2戦目以降を欠場する誤算もあり、本領を発揮しきれなかった。

 同じ3連敗だが強豪フランスと大接戦を演じた男子バスケも今後は一層マークが厳しくなると予想され、新たな手立てが必要となるだろう。過去最高の9位に入ったラグビー女子、4連敗から意地の1勝を挙げた水球男子などは得た収穫を4年後の躍進につなげたい。

NBAスター軍団のアメリカが決勝Tへ

 各競技で有力チームが順調に歩みを進めている。バスケットボールは男子で5連覇を狙う米国が1次リーグ3試合全てで100得点以上を記録。レブロン・ジェームズ(レーカーズ)ら米プロバスケットボール協会(NBA)のスター選手たちが決勝トーナメントでどのようなプレーを見せるか。女子も8連覇を目指す米国が準々決勝に進出。バレーボール男子の準決勝では、連覇を狙うフランスと、準々決勝で日本を破ったイタリアの対戦が決まった。

 サッカー男子決勝は、開催国フランスと2021年東京大会銀メダルのスペインという欧州の強豪が顔を合わせる。(西口大地、井上雄太)

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