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「現実なのか分からなかった」…初戦で敗れた須崎優衣、「負けパターン」捨て身タックルくらう

読売新聞 / 2024年8月6日 21時43分

 6日のパリオリンピックのレスリング女子50キロ級は、2021年東京五輪金メダルの須崎優衣(キッツ)が1回戦で五輪2大会出場のビネシュ・ビネシュ(インド)に2―3で敗れ、連覇を逃した。

 絶対女王がまさかの不覚を取った。初戦で敗れ、連覇の夢が絶たれた須崎は「今の私は五輪チャンピオンになる器じゃなかった。でも、何が足りなかったのか今はまだ、わからない」と涙ながらに語った。

 王者に対する警戒心から、ビネシュは序盤から慎重な攻めに終始。須崎は冷静に対応し、リードを2―0に広げて最終盤を迎えたが、落とし穴が待っていた。一転して鋭く動き出し、形勢逆転を懸けたビネシュ。相手の捨て身のタックルで須崎が背中を取られた。「負けるパターンにはまってしまった」。チャレンジ(ビデオ判定)を要求するも失敗し、無念の1回戦負けが告げられた。

 日本レスリング協会によると、須崎は国際大会で24大会連続優勝、外国選手との対戦で94連勝など無敵を誇ってきた。東京五輪でも圧倒的な強さで頂点に立った。これらの記録が一気にストップする衝撃の展開だ。ビネシュはマットに大の字になって歓喜し、須崎はぼう然とした表情でマットに座り込んだ。金メダルに最も近いとされた実力者は「現実なのか分からなかった」と目を潤ませた。(佐野司)

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